安中裏裏伊織のお蔵出し

どこの馬の骨か分からない奴は・・・

「私の出自はこうです」
「私のアイデンティティはここにあります」
「私の使命はこれです」
これらを明言できる人には迷いがありません。
迷いのない人は、迷いがある人よりも強い。
不安でくよくよしてばかりの人より強い。
これはもう当たり前のことですよね。

そして名家と呼ばれるような一族ならば
それは当然「若様」の教育に組み込まれます。
出自の自覚は「帝王学」の一部なんですよ。
生まれながらトップになることが決まっている人は
そのような特別の教育を受けるのですね。

帝王学には、幅広い知識と教養、思考力、
リーダーシップ、外交術などの訓練などがありますが、
当然ながらその根底には、強い自己確立がある。
多くの人を雇用し、その人生を預かるトップが
意志薄弱では困りますからね。
「私はこういう家に生まれたのだ」
「だからやらねばならない」という自覚が必須です。

先にも書きましたが、脳の神経接続は、
反復刺激により太く強化されます。
つまり自己確立は早いほうがよい。
小さな子どものうちから繰り返し繰り返し
自己確立の訓練を受けた人は
確固たるアイデンティティを獲得します。
それが脳力発揮の秘密なんですよね。

そしてこのような技術は、
私ら庶民には禁じられているわけではない。
私たちだって自由にやれば良いのですよ。
この手のことは歴史を通じて
何百年も模索され確立されてきたことです。
効果は実証済みなんですよ。

名家でなくても構いはしません。
人間の脳はそれなりの「お話」を作り出す。
そこから自分なりのアイデンティティや
使命感を引っ張り出すことができる。
そしたらその人間は間違いなく強くなる。
何事も自信が持てず、くよくよすることがなくなる。
同じ人生なら、そっちの方が明らかにお得です。

自分の出自やアイデンティティを誇れない。
何か「後ろめたいことがある」人たちだけが、
この手のことにヒステリーを起こすのです。
だから、それは、勝手にどうぞ。
ずっと代々、脳力薄弱のままでいたらいい。

経営塾と呼ばれるものがあります。
強いリーダーシップが求められる、
経営者、社長さんやその後継者が学ぶ塾です。
どんなことを学ぶのか？といえば
塾によりいろいろありますけど、
「家系図」を作らせるところもあるんですよ。

自分の家系を丹念に調べて家系図を作る。
そこから強いモチベーションと使命感が得られる。
何度も書きますが、効果があるからやるんですよ。
「したっぱ」の人は意思が弱くてもしゃーないが、
社長さんが何も決められず、気力もなく、
脳のパフォーマンスが低くては困りますからね。

この手の訓練は他にも多数ありますけど、
だから、もちろん、ここで具体的には書きません。
興味があるならお調べになれば良い。
ネットでもある程度のことは出てきますよ。

きちんとした訓練を受けたら
その人は見違えるようにシャキッとする。
自覚と自信が生まれ、リーダーシップを発揮しはじめる。
これも脳制御の技術なのです。
アスリートが身体管理をするように
自分の脳を管理することができるようになる。

人間の脳は絶対不可侵なものではない。
それは管理も改良もできる道具なのです。
その「管理の方法」「改良の方法」を
人はもっともっと自覚的に学ぶべきです。
その方がお得なんです。その方が多分幸せなんですよ。
＜終わり＞

関連記事

• 連続投稿：OH！脳！補記
• 連続投稿：OH！脳！⑧
• 連続投稿：OH！脳！⑦
• 連続投稿：OH！脳！⑥
• 連続投稿：OH！脳！⑤