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連続投稿:OH!脳!⑤

「死の恐怖」をどうやって誤魔化すか?

「死の恐怖」は絶対的なものです。
人は「死」にもろに向き合えば、
恐怖と不安で精神がおかしくなります。
この「ニーズ」に応えてきたのが宗教です。
すべての宗教は「夢のような天国」
「死後の救済」「輪廻転生」などなど
ようするに人間に「永遠の生」を約束します。

生きている人間には
死後のことは絶対に分かりません。
それが「嘘だった」と分かるときは
当人はもう死んでいるのだから問題ナシ。
「永遠の生命」でも「美女の楽園」でも
いくらでも気前よく大盤振る舞いで
約束することができます。

つまり宗教は人類最古の詐欺なのです。
しかしいまでも人類の大半は、
宗教によって精神の平安を得ています。
考えてみると深刻な話ですよ。
人は宗教により心の平安を得ます。
「死の恐怖」を消してくれるのですからね。

それだけではなく、時に強い脳力を発揮します。
大量の文書を暗記したり、厳しい修行に耐えます。
強力なリーダーシップを発揮することもあります。
それらは強い脳力ではありますが、
時には「狂信者」の力となります。

だから脳制御技術の悪用は本当にマズいのですよ。
狂信者の強い脳力は始末に負えませんし、
あまりに太い回路が定着してしまうと
後からの変更はとても大変です。
危険な爆弾を作ってしまっても、撤去不可能。
そこに「脳制御」の難しさがあります。

先にも書きましたが、人間は言語で思考します。
そして宗教もまた言語によってできています。
宗教というのは平たくいえば「お話」です。
モハメッドのお話、キリストのお話、ブッダのお話。

「お話」とは脳が思考するためのお手本です。
習字のお手本のように、脳が思考をなぞるのです。
繰り返しお手本をなぞることで、
脳に太い太い神経接続が確立されます。
この太い神経接続が脳力の源になります。

実はこれ、イデオロギーも同じなんですよ。
マルクスのお話、エンゲルスのお話、
スターリンのお話、毛沢東のお話。
お話を繰り返しなぞることで、
いわゆる左翼思考が確立されていきます。

しかし左翼思考は残念ながら、
根本が間違っているので、
間違った信念を持つアホパヨクが生まれ
社会の迷惑になってしまうわけです。

それからいわゆるニューエイジ。
元は米国のサブカルですが
日本だと「精神世界」と呼ばれますね。
瞑想、チャネリング、占星術、気功、自然食、
マクロビ、セラピーなどなど
幅広いジャンルを内包するものです。

これらも期待されている役割は同じ。
ようするに脳制御によってハッピーになろう、であり、
その方法(メソッド)もほぼほぼ同じです。
同じだから、基本を知っている人にはすぐに分かる。
「LSD体験があればオウムに騙されなかった」のと同じで、
事前に知っていれば、すぐに分かる。
しかし知らない人は簡単に騙されます。

そして具合の悪いことに、ニューエイジ系の一部は、
そのまんまマルチ商法のネタにされており、
それこそ身ぐるみ剥がれた被害者が後を絶ちません。
「脳制御」はある程度確立された技術であり
効果があるから、マルチやカルト宗教に利用される。

「情報商材」を買うような人たちが
脳制御技術を使ったセミナーなどで
激しい高揚感や自己肯定感を得てコロリと騙され
すべての時間をその活動に費やし
せっせと「自己投資」という名のお布施を払い続けています。

そのような被害を減らすためには、より多くの人たちが、
ニュートラルな立場で「脳制御」の存在を知り、
どんなものかを学ぶことが重要だと思います。
特に学校を卒業する若い人たちが
無防備なままで社会に出ることはとても危険です。
広く啓発の活動が必要だと思います。

<続く>
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