地獄で亡者を束ねる法・5
- 2020/09/02
- 14:50
■結論 過激派のルールとは『ハイエナの戦略』である以上、本書『過激派のルール』で語られている教則のうち、特に印象に残ったものを挙げさせていただきました。確かスラム街に住む人々は「持たざる者」であり、自らの力で現状を改善する力を持たない人々であったのかもしれません。少なくとも過酷な労働環境や劣悪な治安、不必要に貶められた社会的地位は改善されて然るべきであったと思います。そういう意味において、分断され...
地獄で亡者を束ねる法・4
- 2020/09/02
- 14:48
教則(ルール)その3 地域社会の伝統に溶け込め。そして利用せよ■地域の伝統を攻撃してはならない民衆組織の建設にあたって、「その地域を理解することが重要だ」とアリンスキーは述べており、「地域の伝統の観点からも理解することが重要である」と強調します。もし、組織活動家が地域の伝統に対して攻撃を加えた場合、「それはただ、活動に対する敵意や衝突をもたらし、真の民衆組織を不可能にする状況を作り出す」だけであり...
地獄で亡者を束ねる法・3
- 2020/09/02
- 14:45
教則(ルール)その2 自生的リーダーを見い出せ■オーガナイザーは促進剤であり、自生的リーダーこそ重要アリンスキーは組織の建設にあたって、「自然発生的なリーダーの支援と協力がなければ、民衆組織建設はまったくはじめから失敗することが目に見えている」と指摘します。そして、自生的リーダーがいかに重要な存在であるかということを次のように述べます。 「民衆を組織するということは、民衆と話し合い、民衆を団結させ...
地獄で亡者を束ねる法・2
- 2020/09/02
- 14:41
教則(ルール)その1:「あなたはあなたのままで素晴らしい」と民衆に訴えかけよ■リベラルからも批判されるアリンスキー前述の『石神論文』でも触れられていますが、アリンスキー氏は保守派のみならずリベラルからも忌み嫌われていたようです。なぜか。 実はアリンスキー氏はイデオロギーの区別を「保守」と「リベラル」の二派ではなく、「保守」と「リベラル」と「ラディカル」の“三派”に分けていました。そして「ラディカル」...
地獄で亡者を束ねる法・1
- 2020/09/02
- 14:36
“オバマとヒラリーが師事した極左活動家”、ソウル・アリンスキー氏の組織化戦略「地獄で亡者を組織してやるのが楽しみだ」byソウル・アリンスキー「もし死後の世界があるならば、私は躊躇なく地獄行きを選ぶだろう」「私はいつも『持たざる者』の味方だった。地獄の亡者たちは『美点を持たざる者』。彼らを組織してやるのが楽しみだ」(ハーバード・ビジネス・オンライン「ヒラリーに過激派の過去? ホワイトハウスが非公開要請し...